竹田麗央 3位に浮上「そんなに苦労なく回れている」 距離の長さを苦にせず首位と4打差
「米女子ゴルフ・ヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ・第2日」(1月31日、レークノナ・クラブ=パー72)
今季からツアーメンバーの竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=は4位から出て1イーグル、3バーディー、1ボギーの68をマークし、通算6アンダーで3位に順位を上げた。トップとは4打差。笹生優花は71で回り、通算3アンダーで9位につけ、古江彩佳は72で1アンダーの17位となった。金阿林(韓国)が69と伸ばし、10アンダーで首位を守った。
米ツアーの「デビュー戦」で竹田が優勝戦線に絡んでいる。インから出た前半でスコアを一つ伸ばした後、1番は3パットのボギー。「自分のミス。もったいない」と悔やんだ直後に力を発揮した。
パー5の2番は「ティーショットがうまくいったら(2オンの)チャンスはある」とドライバーを強打。ラフに入った残り245ヤードの第2打は3番ウッドを使い「ちょっと右に行ったが、風に戻されてラッキーだった」とピン手前2メートルにつけた。スライスラインを読んでイーグルパットを決め、終盤も2バーディーを重ねた。
2日間の平均飛距離は263・5ヤードに達し、第一人者ネリー・コルダ(米国)の267・0ヤードと比べても遜色ない。多くの日本勢がぶつかる米国コースの距離の長さを、竹田は「そんなに苦労なく回れている」と気にしていない。トップと4打差で迎える3日目は「2打差くらいに付いていけるよう頑張りたい」と、さらなる上昇を目指す。