22歳の“ママさんルーキー” 神谷和奏が奮闘11位浮上 来季のツアーデビューには「経済的」不安も
「女子ゴルフ・JLPGA新人戦・加賀電子カップ・第2日」(7日、グレートアイランドC=パー72)
昨年度のプロテストに合格した95期生と今年度に合格した96期生に分けて大会が行われ、96期生では17位から出た神谷和奏(かみや・わかな、22)=フリー=が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算2オーバーの11位に浮上した。2歳の娘を持つ異例の“ママさんルーキー”が、娘のために奮闘した。首位から出た高木優奈はスコアを3つ落としたものの、通算3アンダーで単独首位をキープ。95期生は7位から出た池ケ谷瑠菜が69で回り、単独首位に浮上。ツアー2勝の神谷そらは9ホール終了後、左足痛のために棄権した。
愛する娘のために22歳の新人ママが奮闘した。最終18番。神谷和のパーパットは3メートルの外し頃。頭にはボギーもよぎったが「帰ったら子どもがいる」と2歳の長女・咲凜(えみり)ちゃんを思うと簡単には諦められない。全神経を集中させ、強気のタッチでねじ込んで見せた。
最大風速18・9メートルの猛風が吹いた2日目でアンダーパー。試合中の真剣な表情も、ホールアウト後は娘の姿を見て母の顔になった。21年に結婚した夫の幸宏さんも帯同。来季は家族総出のツアー転戦の機会が増えるかもしれない。
職場でも子育て支援が叫ばれる時代。JLPGAも23年からツアーの一部の試合で託児所を設けている。ただ、日本全国を回る来季のツアーデビューに「経済的にも苦しいと思う。自分1人で動く場面もどこかであるかな」と不安もある。
それでも、夢にまで見たプロ生活は始まった。新人戦では初めての賞金も出る。「娘にサンタさんに何が欲しいのって聞いたら、アンパンマンのシールとお菓子って(笑)」。娘のために頑張らずにはいられない。




