小田孔明 予選落ちで賞金シード15季連続でストップ 「今年は何をやってもうまくいかなかった」
「男子ゴルフ・カシオ・ワールドオープン・第2日」(24日、Kochi黒潮CC=パー72)
88位で出た小田孔明(45)=フリー=は2バーディー、6ボギーの76でスコアを四つ落とし、5オーバーの96位で予選落ちした。今大会前の賞金ランキング101位からの浮上はならず、2007年から継続していた賞金シードは15季連続で途絶えた。17位で出た池村寛世が64をマークし通算12アンダーで首位。賞金王を争う金谷拓実と蟬川泰果は6アンダーで8位、中島啓太は3アンダーの26位。石川遼は1オーバーの74位で予選落ちした。
今季を象徴するかのように波に乗れなかった。小田は前半はボギーの後にバーディーを取り返す意地を見せたが、後半は4ボギー。「もう今年は調子が悪かった。何をやってもうまくいかなかった」と1年を振り返った。
9月のANAオープンで、34ホールをラウンドしなければならなかった2日目の26ホール目で全身がつって動けなくなり途中棄権。「そこからショットも全部ダメになった」。
2014年に賞金王に輝き、昨年は史上15人目の生涯獲得賞金10億円突破。15季連続シードは、継続中の選手では25季連続の片山晋呉に次ぐ記録だった。
来季は生涯獲得賞金25位以内の資格を行使してプレーするとし「来年復活したい。あきらめずに頑張りたい。1年間戦える体を作りたい」と気持ちは切り替えた。何より「精神的にすぐにあきらめてしまうところがあった。悪いショットに対して『もっとやれるんじゃないか』とあきらめない心を戻したい」と心の立て直しを課題に挙げた。



