尾関彩美悠「100点」自身初単独首位 ダイヤモンド世代の実力者「優勝したいっていう気持ちはある」

 単独首位発進を決めた尾関彩美悠
 ティーショットを放つ尾関彩美悠
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 「女子ゴルフ・マスターズGCレディース・第1日」(19日、マスターズGC=パー72)

 ダイヤモンド世代の尾関彩美悠(あみゆ、20)=JFEスチール=が7バーディー、2ボギーの67をマーク。5アンダーで自身初となる初日の単独首位発進を決めた。今季不調の世代のホープが、1年ぶりの復活Vを狙う。68で回った菅沼菜々ら6人が、首位と1打差の2位。2週連続優勝で史上2人目の10代5勝を目指す桜井心那は3アンダーの8位。前年覇者の川崎春花は2オーバーの56位と出遅れ、日本ツアー引退試合のイ・ボミ(韓国)は107位だった。

 ダイヤモンド世代の実力者が、ようやく本領発揮ときた。ルーキーシーズンの昨季は1勝を挙げたものの、今季は大会前時点の出場32戦で15度の予選落ちと2年目のジンクスにあえいでいた尾関が、ツアー自身初の初日単独首位発進。5アンダーの滑り出しに「目標(のスコア)より一つ良かったので100点」と白い歯をこぼした。

 終盤に待ち受けていた“怪物”を攻略した。難関の17番パー3。実測212ヤードの長いショートホールで、多くの選手が長いクラブを持ち、パーオン率は43・5%の難所。尾関は3Wで第1打を放つと、ピンまで4メートルに。「自分でも100点のショット」と会心の一打でチャンスを演出すると、スライスラインを読んでバーディーパットを沈めた。

 伏線は15番パー5にあった。フェアウエーからの第2打は残り距離が210ヤードで、2ホール後の第1打と同じ状況。ここでも3Wを握り、2オン2パットのバーディー。「風も同じだったので、キャディーさんに同じように打てばいいよと言われた」とデジャヴの17番に生かした。

 昨年9月の住友生命レディース・東海クラシックで初優勝してから、もう1年以上たった。「最近は良くなってきている。優勝したいっていう気持ちはある」ときっぱり。今季大ブレークした同世代の桜井、神谷に負けじと、貪欲に勝利を狙っていく。

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