女子ゴルフ 藤本麻子が2打差3位に浮上 資生堂レディース

 18番で惜しくもバーディーパットを外した藤本麻子
 5アンダーでホールアウトし、同組の浜田茉優とハグする藤本麻子(左)
 2番でティーショットを放つ藤本麻子。通算5アンダーで3位
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 「女子ゴルフ・資生堂レディース・第2日」(30日、戸塚CC西C=パー72)

 15位で出た藤本麻子が4バーディー、ボギーなしの68でスコアを四つ伸ばし、通算5アンダーで首位と2打差の3位に浮上した。残り2日間で2011年以来のツアー2勝目を目指す。永井花奈が68で通算7アンダーに伸ばし単独首位。1打差2位に桑木志保、3位に藤本と吉田優利が並んだ。

 強い風の中で藤本が会心のゴルフを展開した。3番パー4で2・5メートルを沈めてバーディーを先行させると、4番も連続。前半だけで三つ伸ばし、後半も1バーディー。ボギーなしの一日を「ショットがよかった。ティーショットがラフに入らないので、チャンスというか楽にゴルフができた」と振り返った。

 何よりも心強かったのは今大会、コンビを組むハウスキャディーの竹内直子さんの存在だ。出会ったのは初日のスタートホール。「一言目が『今週優勝しますよ』。そう言ってもらえて『頑張ります…』みたいな」

 竹内さんは2011年にこのコースで開催された男子ツアーのキヤノン・オープンで、キャディーとして久保谷健一の9年ぶり優勝を支えた人物。前週はパッティングのライン取りがうまくいかなかったが、この2日間は「キャディーさんに『ここだよ』と言ってもらえてイメージが合っている」という。

 初日後半の8番パー3では、1・5メートルのパーパットを「ビビってないで壁ドンだよ」と助言され「確かにパンって打ったら入った」とパーセーブ。やや重めのグリーンで直線的に打つ浅いライン読みがマッチし、「てきぱき教えてくれて任せきり」という状態だ。

 11年11月の伊藤園レディースに優勝した藤本が今大会に勝てば11年231日ぶり。昨年10月の樋口久子・三菱電機レディースで11年189日ぶりに勝った金田久美子のブランク優勝記録を更新する。

 竹内さんの助言を聞くのが「結構面白いし、新鮮。グリーン上でどんなアドバイスが来るかなって楽しみにしている」と藤本。衝撃的な出会いを果たしたキャディーの予言は、的中するか。

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