岩井ツインズで最終戦出場だ!明愛が単独首位発進 史上初来季姉妹同時シード獲得も照準

 15番でティーショットを放つ岩井明愛
 9番でセカンドショットを放つ岩井明愛
2枚

 「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・第1日」(17日、エリエールGC松山=パー71)

 双子姉妹プロの姉、岩井明愛(20)=Honda=が8バーディー、1ボギーの64でラウンドし、7アンダーで単独首位発進した。現在ポイントランキング45位で、50位以内の来季シードを確定させるだけでなく、上位フィニッシュで次週、今季最終戦のツアー選手権リコー杯出場を狙う。

 攻めの姿勢がバーディーラッシュにつながった。11番パー5、岩井明が残り225ヤードの第2打をソール幅が広い飛び系の5番アイアンでピン左8メートルへ。イーグルこそ逃したが、「今日一日、すごく自分の中でテンポのいいパッティングとショットができた」とスタート2ホール目から計8バーディーを奪った。

 現在ポイントランキング45位。今大会終了時で50位以内なら来季シードが決まり、今季2勝の妹・千怜とともに史上初めて姉妹同時シード選手となる。「まだ安心できない」と言う岩井明の視線はさらに上。「シードというより、リコー杯に出たい。できるだけポイントを稼ぎたい」

 最終戦のツアー選手権リコー杯は今季ツアー優勝者などに、ポイントランク上位者を加えた40人が出場。岩井明が出場権を得るには、最低でもポイントランク33位まで上げなければならず、そのためには今大会単独3位の135点が必要だ。

 次週は弟の光太(埼玉栄高3年)も男子ツアーのカシオ・ワールドオープン(高知)に出場予定。3人の中で自分だけが空き週にするわけにはいかない。

 岩井明は本来、高いショット力をベースにした攻撃的なゴルフが持ち味。今季は「まだ全力が出せてないというか。自分でふたをしているところがある」と安全策をとっていたと自己分析する。

 「最後の最後。怖いものはないだろうという感じで攻めていきたい」。悲願の初優勝なら、初の姉妹同一シーズンVになる。

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