西郷真央 最終9番で落とし穴も4打差V圏内 「あした同じミスをしないように」

 「女子ゴルフ・ニッポンハム・レディース・第1日」(7日、桂GC=パー72)

 今季5勝を挙げ、米国でのメジャー2戦からの国内復帰戦となった西郷真央(20)=島津製作所=は5バーディー、1トリプルボギーの70でラウンドし、2アンダーで17位発進した。最終9番パー4は4オン、3パットと7打を要した。後藤未有、藤田さいき、野沢真央が66で6アンダーで首位に並んだ。1打差4位に佐久間朱莉(しゅり)、吉田優利、西村優菜、ペ・ソンウ(韓国)の4選手。今季国内初戦の古江彩佳は1アンダーで29位。

 最後に落とし穴が待っていた。最終9番パー4。西郷は第2打をグリーン左のバンカーに入れると、1度で脱出できず、第4打もピンを約8メートルもオーバー。そこから3パットで計7打もかかり「もったいないな、という感じ」。一気に三つ落として2アンダーで初日を終えた。

 西郷のトリプルボギー以上は2020年スタンレー・レディース第1日の18番パー5での9打以来、プロでは2度目。アマチュア時代を含めても19年ヨネックス・レディース第1日の17番パー4での7打以来で、ツアーでは3度目だ。

 ただ表情はそれほど暗くない。フェアウエーからの第2打はやや沈んだライ。最初のバンカーショットは左足上がりだったが「練習時より砂が多かったみたいで、思ったより深く入った」という。

 戻ってきたボールも浮きづらい状況でスピンをかけられなかった。いずれも「難しいライからのミスショットなので、まだ許せる」と受け止めた。

 それまではボギーなしの5バーディーとほぼ完璧。「17ホールはいいゴルフを続けられたので、そこは評価して。あした同じミスをしないように」

 特に前半ラストの18番パー4は第1打が右の木に当たって距離が出ず、フェアウエーからの残り195ヤードを4番ユーティリティーで手前5メートルにつけるスーパーショット。バーディーを奪い「一番うれしかった」。首位とはまだ4打差。今季出場11試合目での6勝目は射程圏内だ。

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