西村優菜 記録尽くめの今季初Vで通算5勝目 3日間ボギーなし&トーナメント記録17アンダー
「女子ゴルフ・ニチレイ・レディース・最終日」(19日、袖ケ浦CC新袖C=パー72)
首位から出た西村優菜(21)=スターツ=が6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算17アンダーで今季初優勝を果たした。昨年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン以来の通算5勝目。
最後まで攻める気持ちを忘れなかった。最終18番、西村は1・5メートルのバーディーパットをしっかりと沈め、沸き上がった大ギャラリーの声援に飛び切りの笑顔でこたえた。
3日間ボギーなしの優勝は史上12人目で、優勝スコアの通算17アンダーはトーナメントレコード。パーフェクトな内容に「3日間ノーボギーが自分自身初めてなので、すごくうれしいです」と興奮気味に話した。
通算11アンダーで森田、佐藤心と並んでのスタート。前半2バーディーを奪いながらチャンスを待ち、森田がボギーを打った15番で左奥から7メートルのバーディーパットを決めて首位を奪った。大きかったのはその前の14番。3メートルのパーパットをしっかりと沈め「今日一番大きかったのは14番のパーと15番のバーディーでした」と振り返った。
現在の目標は8月の全英女子オープン(ミュアフィールド)出場。6月末時点の世界ランクが50位以内なら出場権があり、この優勝で出場へ大きく前進した。「今週は自分の中で全英に行きたい気持ちで臨んだ中、優勝できたのは大きいし自信になりました」と早くも世界を見据えた。