小祝さくら 日本勢唯一のアンダーパー 「決勝では挑戦できればいい」虎視眈々と上位狙う

 「米女子ゴルフ・全米女子オープン選手権・第2日」(4日、パインニードルズGC=パー71)

 18位から出た小祝さくら(24)=ニトリ=が4バーディー、4ボギーの71で回り、通算1アンダーの141で21位とした。首位とは8打差。西郷真央、高木優奈が通算イーブンパーの27位。昨年2位の畑岡奈紗は1オーバーの36位、アマチュアの馬場咲希(日本ウェルネス高)は3オーバーの59位となった。西村優菜、古江彩佳、渋野日向子、昨年覇者の笹生優花らは予選落ち。鈴木愛は体調不良で棄権した。

 実力者のそろう日本勢でただ一人、アンダーパーで決勝ラウンドに進んだのが小祝だった。2020年大会以来、2度目となる最高峰の試合で忍耐強いプレーを展開。9番からスタートして一時はボギーが先行したが、後半に息を吹き返し「うまく切り替えることができた」と胸をなで下ろした。

 通算1オーバーで迎えた3番で、精彩を欠いていたパットに光明を見いだした。約3・5メートルを芝が逆目の上りであると読み切り、強めのタッチで沈めバーディー。「あれを決められたことで流れも良くなった」と自賛し、6番も約10メートルをねじ込んでスコアを伸ばした。

 5月29日終了の日本ツアーの試合で優勝し、強行日程で渡米。会場で計1ラウンドしか練習を積めなかったが、渋野、笹生のメジャー優勝経験者が崩れるのを尻目に手堅くスコアをまとめた。

 畑岡らと同じ1998年度生まれの「黄金世代」。おっとりとした性格も大舞台で平常心を貫く一因となっているようで「この2日間は2オンできそうなところも刻んでやってきた。目標だった予選を通過できて守るものもないので、決勝では挑戦できればいい」と虎視眈々(たんたん)と上位を狙う。

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