安田祐香 首位と2打差3位浮上 プロ初の最終日最終組「負けないように頑張りたい」

 5番、ティーショットを終え笑顔で手を振る安田祐香(撮影・開出牧)
 18番、ティーショットを放つ安田祐香(撮影・開出牧)
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 「女子ゴルフ・フジサンケイ・レディース・第2日」(23日、川奈ホテルGC富士C=パー71)

 5打差6位から出た安田祐香(21)=NEC=が6バーディー、1ボギーの66でスコアを五つ伸ばし、通算8アンダーで首位と2打差3位に浮上した。最終日最終組からミレニアム世代4人目となるツアー初優勝を目指す。高橋彩華が通算10アンダーで単独トップを守った。前日の高橋に続き、大会コースレコードタイの63をマークした木下彩が9アンダーで1打差2位。藤田さいき、松森彩夏が安田と並んで3位につけた。イーブンパー、41位タイまでの50人が決勝ラウンドに進んだ。

 強いプレーが戻ってきた。安田がスコアを三つ伸ばして迎えた12番パー5。残り63ヤードを58度のウエッジで放った第3打は1メートル弱にピタリとつけた。ショットメーカーの本領発揮。この日5個目のバーディーを奪った。

 14番では7メートルを沈めて、首位と2打差の8アンダー。「ショットが昨日に引き続いて良くて、きょうは長めのパットが入ってくれた」。前日の68を上回る66の好スコアを冷静に振り返った。

 兵庫・滝川二高時代からナショナルチームで活躍し、2000年度生まれのミレニアム世代の先頭を走ってきた。それがプロ転向後は首や左腕を痛めるなど故障続き。その間、高校の同級生でアマチュア時代にツアー優勝した古江彩佳に加え、西村優菜、吉田優利が次々と勝利を重ねた。

 先週のKKT杯バンテリン・レディースでも、プレーオフを争った4人のうち西村、吉田と小倉彩愛の3人が同学年。「自分も頑張ろうと思わせてくれる。負けないように頑張りたい」

 オフから腹筋強化のトレーニングなどを継続するなどし、「お尻周りを強くできた」。線が細いと指摘される中、ラウンド時も3、4ホールごとにおにぎりを食べる。体重こそ増えていないものの、プロで戦う体が出来上がりつつある。

 「今は痛いところもないので、練習からすごく振れている。思ったショットもできるようになってきているので、そこはすごく自信がある」。最終日最終組はプロでは初。「このチャンスを生かせるよう悔いなくラウンドできたら」。悲願の優勝へ迷いはない。

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