ツアールーキーの内田ことこが暫定首位 2アンダーで横峯、野沢に並んだ「調子いい」

 「女子ゴルフ Tポイント×ENEOS・第1日」(18日、鹿児島高牧CC=パー72)

 悪天候のため4時間遅れでスタートし、65人がホールアウトできずに日没サスペンデッドとなった。競技を終えた選手では、昨年6月のプロテストに合格したツアールーキーの内田ことこ(19)=加賀電子=が4バーディー、2ボギーの2アンダー70で回り、横峯さくら、野沢真央と並び暫定首位に立った。

 自分の名前がすぐに見つかるスコアボードの上位にある。断続的に降る雨と強風の中で70でプレーを終えた内田は「先週からアイアンの調子がいい。雨でグリーンが軟らかいので、手前からでなくピンデットに打った」と振り返った。

 本名は「内田琴子」。昨年6月にプロテストに合格し、同姓同名の先輩プロが存在することを知った。「かぶることがないので、びっくりしました」

 韓国女子では同名がすでに5人いたことから「イ・ジョンウン6」と登録し、世界的な選手になったのは有名。内田も協会関係者から「内田琴子2」を提案されたという。

 一度は同意したが「気に入ってはいなかった」。次にひらがなを勧められ「自分でも気に入っている。周りからも『名前を見つけやすくなった』と言われる」と改名を前向きに受け止める。

 北海道出身。雪でゴルフができない2月は栃木県の東松苑GCで練習する。ゴルフ場の中島和也社長に紹介された、兄で男子プロの中嶋常幸からのアドバイスが今の支えだ。

 「世界のレベルで戦ってきた人に間近で教えてもらって、グリーン周りの視野が広がった」。初優勝と来季シード権を今季の目標に掲げることこが、雨の鹿児島で好スタートを切った。

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