新垣比菜 強風耐え切り7位浮上 出場権確保へ残りは「狙っていく気持ちで」

 「女子ゴルフ・QTファイナルステージ・第2日」(1日、葛城GC宇刈C=パー72)

 3季連続のシードを逃した黄金世代の新垣比菜(22)=ダイキン工業=が11位から出て3バーディー、4ボギーの73で回り、通算2アンダーで7位に順位を上げた。8年ぶり国内ツアー本格復帰を表明した横峯さくらは2オーバーで5位から35位に後退。ツアー通算13勝の成田美寿々は3オーバーの44位となっている。西木裕紀子と下川めぐみが5アンダーで首位に並ぶ。

 名物の遠州からっ風が吹きすさぶ中、耐え切った。17、18番を連続バーディーで締めた新垣は「今日は風がすごく強くて大変でした。ショットもうまくいかず苦しかったけど、上がり2ホールでバーディーを取れたのは良かった」と安どの笑みを浮かべた。

 1番で幸先良くバーディー発進したが直後の2、3番と連続ボギー。12、13番でも落とした。「気持ちが折れそうになった。もう無理かもと思った」が4番では3メートルのパーパットを沈めるなどギリギリで持ちこたえた。

 最大瞬間風速15メートル超の厳しい条件下で伸ばせなかったものの、ショートゲームで粘り、目標に設定していた75以内はクリア。「怖がり過ぎているところが多かった。もうちょっと狙っていく気持ちで打てたらいい」。来季前半戦の出場権確保へ、残り36ホールは攻めの姿勢に転じる。

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