ウッズ「もう一度ツアーをプレー」 事故で右脚骨折後初めて自身のゴルフ語る

 米専門誌ゴルフ・ダイジェスト(電子版)は11月29日、2月の自動車事故で右脚に重傷を負った男子ゴルフのタイガー・ウッズ(45)=米国=のインタビューを掲載した。オンラインで約30分間行われもので、今後についてウッズは大会を選びながらもう一度ツアーでプレーする希望を口にした。ウッズは今週、自身が主催する慈善大会、ヒーロー・ワールドチャレンジ(2日開幕、バハマ)で、事故後初めて公の場に姿を見せる予定。

 インタビューでウッズは、自身のツアー復帰の可能性について、慎重に言葉を選びながら話した。

 「現実的なのはフル参戦でない形で、いつかもう一度ツアーをプレーすること。年にいくつかの大会を選んでプレーする。そのために練習して準備する。これからはそんな形でプレーしなければならない。不幸な現実だが、それが私の現実だ」

 ウッズは今回、南フロリダの自宅から、リモートでゴルフダイジェスト誌の記者のインタビューに応じた。2月に米西部カリフォルニア州ロサンゼルス近郊での自身が運転する車による事故で、右脚の脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)を開放骨折する大けがを負って以降、自身のゴルフについて語ったのは初めて。

 動画でウッズは、愛犬とともにウェブカメラの前に歩いて現れた。青の半袖シャツ、黒のズボン姿。歩き方に不自然さは見られず、顔はややふっくらした印象だったが、表情は明るかった。

 手術は成功したものの、一時は右脚切断の危機にも直面したという。その後、自宅などでのリハビリを経て、車いす、松葉づえ、自力歩行へと順調に回復。11月21日にはアイアンショットの練習動画も公開したが、試合復帰はまだまだ先だという。

 「さらに進む必要がある。まだ半分にすら到達していない」。同時にメジャー通算15勝のスーパースターは「素晴らしい人生を送るのに、世界最高の選手を相手に戦う必要はない」と、トップレベルでの競技生活は難しいとの認識を示した。

 ウッズは12歳の息子、チャーリー君とのゴルフが、自身の回復へのモチベーションになったと明かした。特にこの夏は大会で大たたきしてしまう息子に「(失敗後に)怒っても構わないが、怒っていては取り組んでいることを次のショットで忘れてしまう。次のショットは人生で最も重要であるべきで、呼吸することより重要。それを理解すればもっとうまくいく」と助言。「夏の間で彼はとてもよくなった」と振り返った。

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