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原英莉花 涙の1年ぶりV「今年はもう勝てないのかなと」師匠助言で17番劇的イーグル

 優勝し、涙する原英莉花(撮影・北村雅宏)
 優勝カップを手に笑顔の原英莉花
2枚

 「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・最終日」(21日、エリエールGC松山=パー71)

 単独首位で出た原英莉花(22)=日本通運=が1イーグル、2バーディー、1ボギーの68で回り、通算17アンダーで逃げ切った。1年ぶり今季3勝目、ツアー通算4勝目を飾った。

 長い苦しみから解き放たれた。最終18番、短いウイニングパットを沈めると歓声と拍手が湧き起こる中、原の目から涙があふれ出た。20年と統合された今季3勝目だが、21年は初勝利。優勝インタビューでは「一年間本当にいろいろあったなと思いながら、今年はもう勝てないのかなと思ったんですけど、本当に勝ててうれしくて…」と声を詰まらせた。

 一時は4人がトップに並ぶ大混戦。勝利を決定付けたのが17番パー5の劇的イーグルだった。第1打は右に曲げたが「あと一歩、1ヤードで池。あそこで止まったのは奇跡」と運も味方した。残り214ヤードを7番ウッドで2オンに成功。2パットのバーディー狙いの8メートルがカップに吸い込まれると、右拳を何度も力強く握り締めた。

 20年最終戦を制したが、21年は勝利が遠かった。4月の海外遠征から帰国後に腰痛を発症。負担をかけないため、使用クラブは試行錯誤を繰り返した。「自信を持てないゴルフをしていた。苦しい年だった」と振り返る。

 今大会直前、師匠の尾崎将司から助言を頂戴した。また、今年は師がよく口にする「vision(未来像)」「vitality(活力)」「venture(冒険)」の3Vのうち、「venture」の文字を使用球に入れ、「自分に足りない」という冒険心をテーマに取り組んできた。師の言葉を大切にした結果、ようやく優勝にたどり着いた。

 次戦は国内メジャーのツアー選手権リコー杯。10月から願掛けの意味も込めて断酒していたが「宮崎で飲めるのでうれしい」と声を弾ませ、同時に「やっぱり勝つ気で挑みたい」と目を輝かせる。自身初の大会連覇と2週連続Vで異例の長期シーズンを締めくくる。

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