「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース」（１８日、エリエールＧＣ松山＝パー７１）

　賞金ランキング２位の古江彩佳（２１）＝富士通＝は５バーディー、３ボギーの２アンダー６９で渋野日向子らとともに３１位だった。古江とは約１６９７万円差で賞金ランキング１位の稲見萌寧（２２）＝都築電気＝は３バーディー、２ボギーの１アンダー７０で４０位発進となった。

　賞金女王争い一騎打ちの両者は、ともに好スタートを切れなかった。追いかける立場の古江は５バーディーを奪いながら、後半に二つ落として６９。「ちょっともったいなかった」と悔やんだが「自分の感覚ではショットに安心感がなかったけど、結果的にアンダーで回れたのは良かった」と前を向いた。

　腰痛悪化のため前日のプロアマ戦を欠場した稲見は、古江と１打差の７０。２年連続予選落ちしているコースで伸ばし切れず「苦手意識があるからか、ショットの調子がめちゃくちゃ悪かった。全くイメージが出ない」と険しい表情だった。

　稲見は今週優勝すれば、賞金女王が決定する可能性があるが「その日その日のことで頭がいっぱい。（賞金女王を）意識するのは最後の最後ぐらい」と日々のプレーに集中する。古江は「楽しんだ後に結果でついてきてくれたらラッキー。明日も私らしく集中して楽しんでゴルフができたらいい」と自然体を貫く。