「女子ゴルフ・ＴＯＴＯジャパンクラシック」（４日開幕、瀬田ＧＣ北コース＝パー７２）

　腰痛のため前週の樋口久子・三菱電機レディースを欠場した稲見萌寧（２２）＝都築電気＝が今大会で復帰する。３日、練習ラウンド後に公式会見に臨み、「完治はしていないですけど、とりあえず痛み止めを飲んだり、ケアをしたりして、何とか試合には出られるという感じです」と現在の症状を説明した。

　２週前の延田グループ・マスターズＧＣレディース最終日のスタート前に棄権したが、当時は「歩けなかったです」と振り返った。数日間安静にした後、トレーナーと練習場に向かったが「３０球の中でフルショットは３球ぐらいしか打てなかった」という。前週については「もちろん出たい気持ちはあったけど、それ以上にできなかったのでしようがない」と出場を断念せざるを得なかった。

　完治を１００とすれば、現状はまだ「６０～７０ぐらい」の回復具合。「フルショットはできているけど、いつも通りのフルショットはできない。インパクトでうまく体をねじれない。完全に腰をかばったスイング」と話した。

　今大会に向けては「１週間お休みしたけど、その中でも頑張って上位に食い込めるようにしたい。久々の試合なので、最初の２日間でなるべく出遅れ過ぎないように頑張りたい」と抱負を語った。

　現在賞金ランキング１位で、２位の古江彩佳とは約１６９０万円差に迫られている。今週は優勝賞金３３００万円の高額賞金大会だが「あまりそういうふうに考えたことがない。まだ４試合あるので、最後のリコー杯の時でも全然分からないと思う。そこまで特別意識していません」と自然体を強調した。