大西魁斗 初V釣り上げる 大漁6バーディーで2打差3位好発進!捲土重来の予感

 「男子ゴルフ・ISPSハンダ・ガツーンと飛ばせ・第1日」(28日、美浦GC=パー71)

 今季から加わった新規トーナメントは、ルーキーでプロ5試合目の大西魁斗(23)=フリー=が5アンダーの66で回り、首位と2打差の3位と好発進した。5月のデビュー戦で優勝争いに加わりながら棄権を余儀なくされた不運の男が、雪辱の機会を得た。ツアー1勝のラヒル・ガンジー(インド)が7アンダーで首位に立った。

 捲土(けんど)重来、悲劇の男が新規トーナメントで今度こそ主役になろうとしている。大西は得意のアイアンに加えてドライバーも好調で6バーディー、1ボギーの66。首位と2打差の3位につけ「今日は満足です」と笑顔で語った。

 全選手のトップを切って午前8時にスタート。1番パー4で184ヤードを1メートルにつけてバーディー発進し「これで自信がつきました」。その後も危なげのないプレーを展開。18番パー5の第2打はボールに泥が付いていたが、残り255ヤードから4メートルにつけ、バーディーで締めた。

 今年プロに転向し、5月のゴルフパートナー・プロアマトーナメントでデビュー。意気揚々と乗り込み、第3日を終えて首位まで4打差と上々の位置につけたが、まさかの事態に見舞われた。

 大学時代を過ごし、生活の拠点にしていた米国から帰国し参戦していたが、大会前のコース練習が帰国後の自主隔離期間(当時14日間)の最中だったことが判明して棄権扱いに。その後は3試合に出場したが、予選を通過してもいまひとつ殻を破れないままでいる。

 今大会はクラブハウス前に釣り堀がしつらえられ、タイやサバ、ウナギ、伊勢エビなどを釣って持ち帰ることができる。釣り好きの大西は「プレー後に行って大物が釣られた後では残念だから」とスタート前に挑戦。見事にカンパチを釣り上げた。「釣りも調子よかったです!今週はトップ10に入りたいです!」。欲を出して初優勝も釣り上げる。

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