吉永一貴が地元で躍動 ショートトラックW杯準決勝進出 赤だしパワーで「爆発」誓う
「スピードスケート・ショートトラック・W杯」(28日、名古屋市ガイシプラザ)
開幕し、男子は22年北京五輪テスト大会を兼ねた第1戦の男子1000メートルで4位に入った吉永一貴(22)=トヨタ・中京大=が1500メートル準々決勝3組を1着となり準決勝に進んだ。北京五輪の出場枠は今季のW杯4戦の結果を経て決まる。
地元で開幕初日から流れに乗った。吉永は1500メートルの準々決勝で3組を1着で通過。「難しくはなかったんですけど、少し最後がもったいなかった」と反省も口にした。
レース中盤から2番手につけたが、終盤で後ろの選手に抜かれた。結果的に先頭でゴールしたが「後ろの人をけん制して、前との距離を取り過ぎてしまった」という。
地元・愛知県での試合は利点も多い。「やっぱりご飯がおいしいです。僕は(名物の)赤だしのみそ汁が好きで。海外遠征にも持っていく」と食事でエネルギーを注入。W杯4戦を経て北京五輪の出場枠が決まるだけに、「(決勝まで)勝ち抜いて、爆発できるように頑張りたい」と気合を入れた。