史上最年少16歳356日でホールインワン アマ隅内雅人「急に球が消えた」「入った」
「男子ゴルフ・日本オープン選手権・第2日」(15日、琵琶湖CC=パー71)
アマチュアの隅内雅人(16)=水戸啓明高2年=が221ヤードの2番パー3でホールインワンを達成した。16歳356日での達成は今年で第86回を数える大会史上最年少。記録が残る1985年以降のツアー史上でも、2012年キヤノン・オープン最終日にアマチュアの伊藤誠道がマークした17歳60日を更新した。
4番と悩んだ末、手にした5番アイアンを振り抜いた。フィニッシュで右手を離したが、イメージ通りのハイドローの球筋でピンに向かった。「エッジを越えて1ヤードぐらいのところに落ちて転がっていって、急に球が消えたので『入った』みたいな感じでした」と振り返った。
試合でのエースは自身初でプライベートを含めても3度目。大会およびツアー史上の最年少記録更新に「全然そんなことは考えていなかった。自分がそういう記録をつくれたことはすごくうれしく思います。びっくりしています」と少し戸惑いながらも喜んだ。
予選落ちした18年カシオ・ワールドオープン以来、2度目のツアー参戦。2日間を終えて通算3アンダーと初の決勝ラウンド進出はほぼ確実で「目標はローアマです」と即答した。今大会にはパナソニック・オープンで史上5人目のアマチュア優勝を果たした中島啓太(日体大3年)、下部ツアー1勝の河本力(日体大4年)ら大学生の有力アマも出場しているが「年は違いますけど、自分の中ではいつまでも届かないようなところにいてはダメだと思っています。ライバルと勝手に意識しています」と力を込めた。