ゴルフの全米オープン選手権は１７日（日本時間同日深夜）にカリフォルニア州ラホヤのトーリーパインズＧＣで開幕する。４月のマスターズ・トーナメントに続くメジャー２勝目を目指す松山英樹（２９）＝ＬＥＸＵＳ＝は前回王者ブライソン・デシャンボー（米国）らと同組で午後１時１４分（同１８日午前５時１４分）にスタートする。１５日は９ホールをプレー後、パットを調整。星野陸也は石川遼と会場を回った。

　男子の五輪出場権を得る６０選手が今大会後の世界ランキングで決まる。各国・地域の代表は２人（世界１５位以内なら４人）まで。日本勢は世界１５位の松山が確実な状況だ。

　２番手は星野で世界７８位。競り合ってきた同８５位の金谷拓実が最終予選会を通過できず、五輪切符へ大きく近づいた。星野は「今週はしっかり予選通過して上位を目指す。そうしたら（代表入りに）つながると思う」と気を引き締めた。

　メジャーは世界ランク算出ポイントが大きく、同１４５位で５番手の石川が今大会でトップ３に近い結果を残せば、星野の成績次第で大逆転もある。「正直、あんまり考えていないが…。もし万が一、３日目を終えて狙える位置にいたら、そのときは当然、目指して頑張る」と話した。