笹生優花「まず最初は家族に『ありがとう』と言いたい」【一問一答】

 「女子ゴルフ・全米女子オープン・最終日」(6日、オリンピック・クラブ=パー71)

 笹生優花(19)=ICTSI=が、通算4アンダーで並んだ畑岡奈紗(22)=アビームコンサルティング=とのプレーオフを3ホール目で制し、大会史上最年少優勝を飾った。日本とフィリピンの二つの国籍を持つ笹生は日本語だけでなく、英語など複数言語を巧みに操る。日本メディアには日本語で、表彰式や現地メディアに対しては涙を流しながらも流ちょうな英語で受け答えした。

 ◇  ◇

 (日本語インタビューで)

 -前半はトンプソン選手の勢いがすごかった中、笹生選手は3、4番で連続ダブルボギーなど、タフな状況もあった。

 「なかなか思いどおりにいかなかった。でも、キャディーさんがいろいろ会話してくれたり、いいことを言ってくれたので、すごく力になった」

 -初日から上位争いに加わり、最終日はプレッシャーもあった。

 「緊張はすごくしていた。3日目までと同じようなことがなかなかできず、自分を探していたという感じだった。でも、お父さんがいて、友達とかもいて、キャディーさんもずっとそばにいてくれたので良かった」

 -勝因は。

 「支えてくれた家族がずっとそばにいてくれたので、それだと思います」

 (英語インタビュー)

 -このコースを最初に見たとき、優勝できると思っていた。

 「そのようなことは考えていなかった。とにかくここにいられること、ここでプレーができることをうれしく思っていた。本当に信じられない」

 -朝早くから応援してくれた人にメッセージを。

 「まず最初は家族に『ありがとう』と言いたい。彼らがいなければ、今の私はありません。ここにいなかったと思う」

 (あふれ出る涙を拭い、インタビューが中断)

 「ごめんなさい。こういうのに慣れていなくて」

 -優勝トロフィーを掲げる日が来ると思っていた。

 「私の夢は世界一だった。そして、USオープンに勝つことだった。でも、そのような日が今週に来るとは思っていなかった」

 -ラウンド中の心境は。

 「パー5が最後の方に複数(16、17番)あることは分かっていた。何とか自分の飛距離でチャンスを生かせるのではないかと思っていた。プレーオフの前は正直、とても緊張しておなかが痛くなった。バナナを食べたから大丈夫だったのかなとか思ったけど、とにかく終わって良かったです」

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