オーガスタ女子アマVの梶谷翼、来年からの渡米「気持ち揺らいでいる」
オーガスタナショナル女子アマチュア選手権で優勝を果たした梶谷翼(17)=滝川二高3年=が20日、優勝報告を兼ねたリモート会見を行った。
帰国後2週間の、神戸市内での隔離期間を経て、自宅のある岡山に戻っているという梶谷は、改めて今回の優勝を「すごく意味のあるものになった」と振り返った。
もちろん、日本人初優勝で、翌週、同地で行われたマスターズでも松山英樹が優勝と、日本のゴルフファンにビッグニュースを届けることができたこともある。
それ以上に、小学生時代から、米国でのプレーを夢見ていた梶谷は、オーガスタ女子アマ以前は、今年のプロテストを経て、国内ツアーで力を付けて、近い将来、米ツアー挑戦、というプランを持っていた。しかしこの優勝によって全米、および全英女子オープンの出場権を得られて、世界がより近くなった。
国内のプロテストを受けず、来年から留学、ゴルフ修行といった形での渡米も選択肢に入ってきたという。「気持ちが揺らいでいます」と、悩ましい思いを口にした。
直後の、松山の優勝については、帰国して、ちょうど「時差ぼけだったので、直さずにテレビ観戦しよう」と、しっかりチェック。「自分よりすごい。自分も男子だったらいいのに、と思えた」と、世界最高レベルのプレーに心を躍らせたという。
今後は中京テレビ・ブリヂストン女子オープン(5月21日開幕)が、女子ツアー帰国初戦となる梶谷。世界に向け、ここから再スタートを切る。




