渋野日向子 海外初戦は予選落ち「成長している」でも…「ボロが出た」

 「米女子ゴルフ・ANAインスピレーション・第2日」(2日、ミッションヒルズCC=パー72)

 49位から出た渋野日向子は2バーディー、4ボギーの74とスコアを落とし、通算2オーバーの72位で1打届かず予選落ちした。日本勢は河本結(22)=リコー=と笹生優花が通算4アンダーで首位と5打差の12位と好位置につけた。初日93位と出遅れた畑岡奈紗は69でイーブンまで戻し、44位で決勝ラウンドに進んだ。パティ・タバタナキット(タイ)が通算9アンダーまで伸ばし、単独首位を守っている。

 期待を胸に臨んだ今年の海外初戦だったが、4日間戦うことはできなかった。最終18番、10メートル超のバーディーパットを決められず、予選通過ラインに1打及ばなかった。渋野は「本当にボロが出てしまった。悔しいけど、勉強になった一日だった」と下を向くことはなかった。

 「内容を考えると、すごく成長しているところはたくさんあった」と振り返る。「今年(日米で)5試合して、ショットは一番良かった。ドライバーもすごく振れていた。距離も思っているより飛んでいた」と悔しい結果の中で得た手応えに、威勢のいい言葉が次々と飛び出した。

 初日に続き、フェアウエーを外したのは2回だけとティーショットは安定。寄せのミスが響いた。「グリーン周りは私の技量じゃ無理!なかなか日本にはない芝の長さだし」と弱音も漏らしたが「私にもできないことはないと思う。時間をかけて習得できたら」と前向きに話した。

 6月までを見込む米ツアー長期遠征は始まったばかりだ。次は14日開幕のハワイでのロッテ選手権に出場する。「初ハワイ。めちゃ楽しみ。とりあえず、ビーチで何も考えずにたそがれたい。試合も頑張ります」。気持ちの切り替えに努め、2週後の戦いに向かう。

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