安田祐香、プロ初の首位タイ発進 ドライバーのシャフト変更でバーディー量産

 「女子ゴルフ・明治安田生命レディース・第1日」(12日、土佐CC=パー72)

 ミレニアム世代の安田祐香(20)=NEC=が6バーディー、1ボギーの5アンダー67をマークし、プロ初となる首位タイの好スタートを切った。今大会前に行ったドライバーのシャフト変更が奏功し、バーディー量産につなげた。トップに武尾咲希(26)=GOLF5=も並び、1打差3位に永井花奈、上原彩子、稲見萌寧、森田遥が続いている。

 世代の代表格が本領発揮だ。20歳の安田が難コースを攻略し、プロ11戦目にして初の首位発進を決めた。「ティーショットがあまり乱れなくて、フェアウエーのいいところからセカンドを狙えた。それが一番良かった」と納得の表情を浮かべた。

 前半2番パー3でボギーを先行させたが、3番パー5でバウンスバック。7番で6メートルを入れてアンダーで折り返すと、後半は11番で60センチ、14番は6メートル、15番も1メートルを決めるバーディーラッシュ。最終18番は10メートル弱を沈め、「すごくきれいな入り方をしたのでうれしかった」と笑顔で締めた。

 前週のダイキン・オーキッド・レディースは予選落ち。今年2戦目を前に大きな決断をした。不調だったドライバーのシャフトをSからSRに変更し、少し軟らかくした。過去にない試みだったが、狭いフェアウエーに対して「思い切り振る、気持ち良く振ることを意識した」ところ、好結果につながった。

 ルーキーイヤーの昨年は首痛など故障に悩まされた。オフも思うような打ち込みはできなかったが、休養をしっかり取ることを心掛け、体調と相談しながら調整を進めた。今も不安は解消されていないが、入念なストレッチなどでケアに努める。

 思うような結果を残せない間に古江彩佳が3勝、西村優菜もプロ初勝利と同年代が大活躍。さらに笹生優花ら年下の台頭も目覚ましいが、焦りはない。「刺激をもらえるので、私も頑張らないといけないと思える。同世代も1個下も良きライバル」と言い切れる。

 「いいプレーが久しぶりにできたので、すごくうれしい。今日みたいなプレーができればいい。特に変える必要はない」。16歳で日本女子アマを制するなど、アマ時代の実績は世代随一。実力者の逆襲がここから始まる。

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