女子ゴルフ予定通り有観客であす開幕 新型コロナ陽性2人も選手らに濃厚接触なし

リモートで会見するJLPGA・小林浩美会長(大会提供)
コース入り口にある告知看板=琉球GC(撮影・山口登)
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 女子ゴルフの国内ツアー今年初戦のダイキン・オーキッド・レディース(4~7日、沖縄・琉球GC)の主催者は3日、大会関係者に新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定が出たが、予定通り4日からの4日間競技として有観客で開催することを決めた。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長らがリモート会見で発表した。

 該当者の行動記録を調査した結果、選手および大会関係者に濃厚接触者はいないと所轄保健所から判定された。これを受けて協議の結果、予定通り1日上限1000人のギャラリーを入れての大会実施を確認した。

 陽性判定の1人は大会業務に携わる前に判明していた。もう1人は2月27日にPCR検査を受け、翌28日に要再検査の判定が出て、陽性が確認されたのは3月2日夜。新型コロナウイルス感染症対策に関するガイドラインに沿わず、陰性が証明される前に27日と2日の2度にわたり、大会会場で屋外仮設物の施工業務を行っていた。セクションによって、個人情報の管理と集約方法に不備があったことを認めた。

 小林会長は「ガイドラインを一部で徹底できなかったことで、今回は皆さんに迷惑をかけてしまいました」と謝罪。「ガイドラインとしてはありますが、私たちの努力もさらに必要。全体のツアーを管轄している協会として、できる限りの努力をしないといけない」と話した。

 開幕前日のこの日に予定されていた練習ラウンドおよび渋野日向子、鈴木愛、古江彩佳らの公式会見はすべて中止。選手、キャディーおよび大会関係者全員のゴルフ場への立ち入りを終日禁止とし、消毒作業などが行われた。

 次戦の明治安田生命レディース(12~14日、高知・土佐CC)、第3戦のTポイント×ENEOS(19~21日、鹿児島高牧CC)、第5戦のヤマハ・レディース葛城(4月1~4日、静岡・葛城GC)は既に無観客開催が決まっている。

 小林会長は「やはりお客さまにはできるだけ入っていただいて、見ていただきたいという気持ちに変わりはない。引き続きチャンスがあれば、お客さんに見ていただく形で進めていければ」と話した。

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