渋野日向子悔し…惜敗4位に涙声 極寒に苦戦し首位守れず「これが今の実力」

 「女子ゴルフ・全米女子オープン・最終日」(14日、チャンピオンズGC=パー71)

 渋野日向子(22)=サントリー=のメジャー2冠達成はならなかった。1打差首位で出たが2バーディー、5ボギーの74。通算1アンダーで4位に終わり、「めっちゃ悔しいけれど、これが今の実力」と涙声で語った。試合後に発表された世界ランキングでは前週から三つ上がって13位に浮上。日本勢2番手となり、来夏の東京五輪出場圏内に入った。5打差9位から67で回った金阿林(キム・アリム、韓国)が通算3アンダーとし、逆転でメジャー初出場初優勝を挙げた。

 目には涙が光っていた。「めっちゃ悔しいけれど、これが今の実力と思って受け止めるしかない。寒さだったり緊張感の中で、自分のしたいスイング、ゴルフが全くできなかった」。日本人初のメジャー2冠を懸けた最終ラウンドは冷たい北風が吹き、体感気温零度と極寒の闘い。渋野は序盤からショットが定まらなかった。

 ドライバーを左に引っかけることが多く、2番では左ラフからの第2打を目の前の木に当てて脱出にも失敗。2打目以降にも影響し10、11番はフェアウエーから打ちながらグリーンを捉えられず連続ボギー。2日目から守り続けてきた首位の座から陥落した。

 「ボギーを打った後も、ズーンってなったまま次のホールに行ってしまった。グリーンに乗せたい気持ちが強くなりすぎた。寒さプラス自分のスイングもできなかったので、2番手くらい長い番手を持っていた」

 負けが決定的になったのは16、17番だ。16番パー3ではピン上3メートルに乗せて反撃へ絶好の糸口をつかんだが、バーディーパットが右にすり抜けた。「(第1打は)2打差つけられていると分かったからこそのショットだった。でも、パットは読み間違い。これが一番悔いが残る」。17番はピン下12メートルからの最初のパットが1・5メートルも届かなかった。「バーディーを取るしかないのに、ショートした自分が情けないというか、ダサい」。そう思いながら打った2パット目も入らなかった。

 最終18番は12メートルの長いバーディーパットを沈め、この日一番の笑顔でグリーンを後にした。現地テレビ局も「シブノの笑顔は米国でも浸透した!」と報じ本格的な米ツアー参戦を心待ちにした。渋野も「また米ツアーに行きたい気持ちが強くなった。この悔しい気持ちは米ツアーでしか晴らせない」とすでに目標を切り替えている。

 コロナ禍の2020年から、21年にどれだけ事態が改善するかは見通せない。それでも渋野は「長い1週間、応援本当にありがとうございました。優勝はできなかったけれど、もっと強くなった姿を皆さんの前で見せられるように練習に励みます」と前を向いた。シンデレラ物語はまだ終わっていない。

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