渋野日向子が1打差2位発進!自画自賛で「できすぎ君」 2カ月ぶり米国で笑顔見せた

 「女子ゴルフ・全米女子オープン・第1日」(10日、チャンピオンズGC=パー71)

 初出場の渋野日向子(22)=サントリー=が首位に1打差の2位発進し、昨年の全英女子オープンに続くメジャー2冠目へ好スタートを切った。メインのサイプレスクリークCを4バーディー、1ボギーで68の3アンダーで回った。同じコースを回った笹生優花は2アンダーで5位。メジャー初制覇を目指す畑岡奈紗はイーブンの24位。4アンダーのトップはエーミー・オルソン(米国)。予選2日間は2つのコースを交互に回る。

 「きょうは100点でいいです!ふふふ。100点以上ですね。できすぎ君です!」。紅葉のコースで始まった今年最後のメジャー戦で、初日から渋野の笑顔が咲いた。隣接する2コースを回る変則の予選ラウンド。距離があり、難易度の高い方のコースを3アンダーで滑り出した。

 スタートの10番は第1打をバンカーに入れたが、次打を確実に乗せてパー発進。13番で7メートルを沈め最初のバーディーを奪った。14番は唯一のボギーをたたいたが、その後は危なげなし。後半の1番で6メートルを決めて再びアンダー圏に入ると、5番で2メートルにつけ、6番はグリーン奥エッジからの10メートルをズドンと連続で決めた。フェアウエーを外したのは2度、パーオンできなかったのは3度だけだった。

 「100点以上のゴルフができたのはいつ以来かな?今年やった記憶はない。この難しいコースでこれだけのスコアが出せるとは思っていなかった」

 コロナ禍から試合が再開した当初は予選落ちが続いたが、11月は大王製紙エリエール・レディースで5位、ツアー選手権リコー杯は3位。徐々に調子を取り戻し、2カ月ぶりに米国へ再上陸した。

 「ティーショットに関しては特に怖いものもなかったし、アイアンショットもピンが手前だったらギリギリエッジに落ちるくらいの距離の番手で打って、あとは風に任せてというのができた。試合をする度に今年一番、というのが出てきている」。ここまで自画自賛するのは珍しい。

 2日目は距離の短いジャックラビットCを回る。「いいスタートすぎるので、とりあえずなかったことにしようと。明日は(悪天候予報で)風とか雷雨もあるし、3つだけ貯金ができたと思ってやる」。昨年の大ブレークと今年のつまずきの両方を経験したシブコに、油断はない。

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