葭葉、65で単独首位 モデルチェンジでショットの精度安定
「女子ゴルフ・ゴルフ5レディス・第1日」(4日、ゴルフ5カントリーみずなみC=パー72)
葭葉ルミ(富士住建)がボギーなしの7バーディーで65をマークし、単独首位に立った。20歳前後の若手の台頭が顕著な女子ゴルフ界にあって、飛距離自慢から“モデルチェンジ”した27歳が2016年のニッポンハム・レディース以来となるツアー2勝目を狙う。21歳の田中瑞希が1打差2位。雷雲接近により、競技は2時間以上中断した。大会は新型コロナウイルスの影響により無観客で行われ、インターネット配信された。
モデルチェンジで安定感を見せた。葭葉は起伏のある個性的なコースの特徴をつかみ、7バーディーを奪った。「いつも通りできたら優勝できそう」と4年ぶりのツアー2勝目に向け、笑顔で自信を示した。
グリーンを外したのはパー3の12番だけとショットの精度が光った。女子プロきっての飛ばし屋で知られる葭葉だが、力を「6、7割」に抑える代わりに正確性で攻めた。「(コロナ禍で)みんな満足に練習できていないので、その中でできることをやっている」。和食を中心にするなど昨季より健康面でも気づかうようになった。
3戦連続優勝が懸かる新星の飛ばし屋、19歳の笹生には「すごいと思う。距離にこだわらない年になったので一緒にやったら置いていかれると思う」としつつ「下の世代に負けないように頑張りたい」と意地を見せる。このまま自らの背中で後輩たちを鼓舞できるか。