松山、3年ぶり米6勝目ならず「ショット立て直さないと」 7年連続ツアー選手権進出

 「米男子ゴルフ・BMW選手権・最終日」(30日、オリンピアフィールズCC=パー70)

 前日を終えて首位の松山英樹(28)=LEXUS=は69で通算2アンダーにしたが、2打差の3位に終わり、3年ぶりの米ツアー6勝目はならなかった。ポイントランクは10位に上がり、7年連続で次週の最終戦、ツアー選手権に進んだ。通算4アンダーで並んだジョン・ラーム(スペイン)とダスティン・ジョンソン(米国)がプレーオフに突入。1ホール目でラームが20メートルのバーディーパットを決め、ツアー5勝目を飾った。

 松山の米ツアー6勝目はまたも持ち越された。2番で2メートルにつけてバーディーを先行させたものの、直後の3番でバンカーに打ち込みボギーに。その後もショットは定まらず、厳しいパーパットをなんとか入れて耐え続ける展開。3バーディー、2ボギーでトップとの差はそれほど開かなかったが、停滞ムードが晴れないまま18ホールを終えた。

 「ここまで粘れたのは収穫だが、ショットを立て直さないとコンスタントに上位に行けない」。今大会に新兵器のドライバーを持ち込み、飛距離アップには成功した。しかし、4日間でフェアウエーを捉えたのはパー3を除く56ホール中22回(39・29%)、パーオンしたのは72ホール中37回(51・39%)で、それぞれ出場69選手中、56位と55位だった。

 「勝つにはショット力がもっと大事になると痛感させられた」。口から出たのは、コロナ禍明けから最高の3位になったことや、7年連続で最終戦に進んだことではなく、反省の言葉ばかりだった。

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