関藤直熙が逆転初V!男子待望の新星“開幕戦”制した 強豪抑え美酒「うれしい」

 「男子ゴルフ・ゴルフパートナー・エキシビジョントーナメント・最終日」(10日、取手国際GC=パー70)

 ゴルフパートナーと日本ゴルフツアー機構(JGTO)が共催する賞金ランキング加算対象外の非公式大会で男子ツアーの今季国内“開幕戦”は、10位から出た新鋭・関藤直熙(22)=エブリイ=が9バーディー、ボギーなしのコースレコード61をマークし、通算14アンダーで逆転優勝した。石川遼は71とスコアを崩し、同5アンダー35位にとどまった。

 男子ゴルフ界に待望の新星が現れた。さわやかな笑顔が魅力の関藤がコースレコード61をたたき出し、10位から一気に頂点へ駆け上がった。非公式大会とはいえ、石川、今平、片山ら強豪を抑えてのV。「優勝はびっくり。うれしいですね」と感激に浸った。

 今大会の1カ月前にロードバイクで転倒して左手首を負傷した。この日も患部にテーピングをしてのプレーで「まだアイアンでダウンブローに打つ時とかに痛みはありますけど、試合になれば」と気迫で乗り切った。

 広島国際学院卒業後はオーストラリアで腕を磨き、18年プロテストに合格。同年からアジア下部ツアーに参戦し、19年に2勝を挙げて日本人初の同ツアー賞金王に輝いた。

 持ち味は平均285ヤードのドライバーショットでガンガン攻めるゴルフ。今季は日本、アジア両ツアーに参戦する計画で「両方で優勝したい。将来はマスターズにも出てみたい」。この日のウエアには“SUPER HERO”のプリント。「なれるものならなってみたい」と夢を描いた。

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