松山英樹が粘って予選通過 5アンダー55位、首位と7打差に

 「米男子ゴルフ・ロケットモーゲージ・クラシック・第2日」(3日、デトロイトGC=パー72)

 87位から出た松山英樹(28)=LEXUS=は6バーディー、2ボギーの68と伸ばし通算5アンダー55位で予選通過した。2週前のRBCヘリテージを制したウェブ・シンプソンとクリス・カーク(ともに米国)が通算12アンダーでトップ。

 松山は前半インに3バーディーで予選通過圏内に浮上したものの、折り返しての2、3番で続けざまに3パットをたたき後退。カップに蹴られたボールをあぜんとした表情で見詰めたが、諦めることなく地力を発揮した。

 4番で「いいティーショット、セカンド」から一つ取り戻すと6番で2メートル半、7番は1メートル強につけて挽回。「ぎりぎりで通れそうな位置で終われて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 19年の優勝スコアが通算25アンダーの大会で、現在5アンダー。首位との差は7打に広がった。「(残り)2日間で15~17アンダーくらい出さないと勝てない」と大逆転劇の条件を挙げ、気温30度を超える蒸し暑さの中で短いパットを繰り返し練習した。

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