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渋野日向子がMVP!女王逃すも今年の主役 「悔いなし」19年シブコ劇場笑顔締め

 「女子ゴルフ・ツアー選手権リコー杯・最終日」(1日、宮崎CC=パー72)

 3位から出た渋野日向子(21)=RSK山陽放送=は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算7アンダーで古江彩佳と並ぶ2位。単独2位以上が逆転の最低条件だった最年少賞金女王はならず、1位に757万5351円差の2位に終わった。鈴木愛が6バーディー、2ボギーの68と意地を見せ、通算5アンダーで5位に食い込み、2年ぶり2度目の賞金女王に輝いた。

 “スマイルシンデレラ”がようやく笑った。最終18番の第2打はピンまで残り172ヤード。渋野は5番アイアンを気持ち良さそうに振り抜き、ピン手前1・5メートルに乗せた。これを強気のタッチで沈めてバーディーフィニッシュ。既に逆転賞金女王の可能性は消えていたが、心の底からの笑みを浮かべてギャラリーの拍手にこたえた。

 「最後のバーディーで悔いがないです。これ決めたら気持ち良く終われると思って打ったので、思わずにやけてしまった。今は全然人が違うくらいに気分がすっきりしてます」

 この日は首位に2打差3位からスタート。逆転賞金女王になるには、まず自分が単独2位以上に入る必要があったが、1番から11番まですべてパーともどかしいゴルフが続いた。帯同キャディーから「もっとボールを見て打った方がいい」と助言を受けた直後の12番パー3で第1打を30センチにつけてやっと初バーディー。続く13番パー5も第3打を80センチに寄せてスコアを伸ばしたものの、15番で2メートルのパーパットを外し万事休した。

 「今日は前半まったくダメだった。10番も(バーディーパットが)入らなかったところで今日は終わったなと思った。(賞金女王を逃がした悔しさは)すいませんけど、まったくないです。まだ取るのは早いよって試練を与えられているんだと思う」

 賞金女王は来年以降に持ち越しとなったが、年間最優秀選手賞にあたるメルセデスランキングは初受賞が確定。例年副賞は最高級メルセデスベンツで「車をゲットしたいと言ってたので有言実行できました。車に乗ったらストレス解消できる。家の周りをウロチョロします」とこの時ばかりは喜んだ。

 8月の全英女子オープン優勝から始まった激動のシーズンは、今週でひと区切りついたが、休む間もなく、今月から来季へ向けて始動する。東京2020出場を最大の目標に、米ツアーはメジャーを中心にスポット参戦する計画で、2月には早くも試合出場を予定している。「トレーニングをしっかりして来年へ向けた体作りをしたい。東京五輪は出場して、地元開催なので金メダル取りたい」。渋野がつづるシンデレラストーリーの続編は一体どんな展開を見せるのか。今から年明けが待ち遠しい。

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