渋野日向子 日向で女王戴冠だ 絶景パワースポット高千穂峡で充電

 「女子ゴルフ・LPGAツアー選手権リコー杯」(28日開幕、宮崎CC=パー72)

 今週、日向子が「日向の国」で女王になる-。今季国内女子プロゴルフツアー最終戦・LPGAツアー選手権リコー杯(賞金総額1億円、優勝3000万円)が28日から4日間、宮崎市の宮崎CC(6535ヤード・パー72)で開催される。前週の大王製紙エリエールレディースでシーズン4勝目を挙げた渋野日向子(21)=RSK山陽放送=は、賞金ランク首位・鈴木愛(25)=セールスフォース=との差を1511万円余りに詰めており、今大会で史上最年少女王戴冠を目指す。

 前日の26日午後、テレビマッチの収録を終えた渋野はその足で、片道2時間以上をかけて宮崎県北部へ。向かったのは絶景パワースポット、高千穂峡(たかちほきょう)だった。

 「もう、予定通り(の行動)でございます。以前から調べてすごいところだと知っていて、行きたかった。3月のアクサレディース時には遠くて行けず、今回は何が何でも行きたかった」

 日本神話の舞台・宮崎はその昔、「日向」と書いて「ひむか国」と呼ばれた場所。渋野は「日向夏とか日向灘とか、自分の名前の字なので親近感はあるあるあるある」と首を小刻みに揺らしてみせた。

 高千穂峡は天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫が降り立った「天孫降臨」の場所と言われる、神々しい峡谷。「生まれて初めてボートをこいで、(真名井の)滝の近くまで行ってきました。すんごいヒンヤリして、キヨキヨ(清々)しくなった」。そのパワーを十分に感じ、マイナスイオンを存分に浴び、癒やされてきた様子だ。

 公式練習日だったこの日は、インコース9ホールをラウンド。「グリーン周りにティフトン芝があって、アプローチが難しい。高麗グリーンは思わぬ方向に曲がったり、なかなか読みづらいと思うけど、結局強気で打たないといけないのかなと思った」

 周囲が大きな期待を抱く逆転賞金女王については「先週の優勝で望みはつないだかもしれないけど、あんまり考えてないです。とにかく最終戦。今年の集大成だから、応援してくださるみんなのために頑張りたい」と話した。日向の国で大きな花を咲かせるか。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス