小祝さくら6連続バーディー2位浮上“専売特許”2週前も5連続「自分のゴルフを」

 10番でティーショットを放つ小祝=武蔵丘GC
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 「女子ゴルフ・樋口久子・三菱電機レディース・第2日」(2日、武蔵丘GC=パー72)

 6位から出た黄金世代の小祝さくら(21)=ニトリ=が3番からの6連続を含む8バーディー、3ボギーの67をマークし、通算9アンダーで申ジエ(韓国)、岡山絵里と並び2位へ浮上した。68で回った鈴木愛が通算10アンダーで首位を死守。プロデビュー戦の古江彩佳は75と崩れ、3オーバーで1打及ばず予選落ちとなった。

 神懸かりとはこのことだ。小祝が3番から8番まで怒とうの6連続バーディー。4番は10メートル、6、7番は4メートルと長いパットも沈め、アマチュア時代の16年ニッポンハム第1日にマークした自己最長記録に並んだ。

 2週前の富士通第2日も5連続を記録。連続バーディーが“専売特許”のようになってきたが「ショットはよくなくて、ミスしたのが寄ってくれたのが多かった。連続で取れる時はそんな感じ」と謙虚に振り返った。

 7月のサマンサタバサで初優勝を果たしたが、8月のCATから成績が下降線をたどり、辻村コーチから「ピンを狙う気持ちがない」と集中力の欠如を指摘された。以後、アドレス時に強くピンを意識するように努めたところ成績が上向き、先週のマスターズGCは3位に入った。

 パッティング精度向上を目指し独特な練習も取り入れている。カップから5、10、15メートルにボールを置き、カップから靴3足分の距離に入るように打つというもので「打点が安定する」という。

 首位との1打差を追う最終日は十分に2勝目を狙える状況だが、特別な気負いはない。「上にいる選手が鈴木愛さん、申ジエさんなので、しっかり伸ばさないと優勝はない。相手のスコアを気にせず自分のゴルフをしたい」と足元を見据えた。

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