塩見“古賀の悲劇” 残り5ホール…2位に4打差首位から…9オーバーの大たたき

 「男子ゴルフ・日本オープン・最終日」(20日、古賀GC=パー71)

 第3ラウンドの残りと最終ラウンドを行い、首位から出てメジャー大会でのツアー初優勝を目指した塩見好輝(29)=国際スポーツ振興協会=は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギー、2トリプルボギーの79と崩れ、通算5オーバー10位に終わった。67で回ったチャン・キム(米国)が通算1オーバーで大会史上最多となる8打差を逆転、メジャー初優勝でツアー通算4勝目。来季からの5年シードを獲得した。

 “古賀の悲劇”と呼ぶべきか。塩見がメジャータイトルの重圧とコースの難しさに押しつぶされた。13番でバーディーを奪った時点では2位に4打差をつけていたが、残り5ホールで9オーバーの大たたき。最終的には10位まで沈んだ。

 象徴的だったのは15番パー4。会心の第1打でフェアウエーをとらえた後に悪夢が待っていた。第2打は手前エッジに着弾し、一瞬グリーン面に乗ったが、傾斜で戻ってバンカーへ。左足下がりのライから打った第3打は“出ただけ”で目前のラフの中。第4打はエッジまでしか飛ばず、5オン2パットのトリプルボギー。この瞬間に首位から陥落した。

 「15番はバーディーを取ろうという欲が出た。あれで完全に(集中力が)切れちゃいました。前半は悪くなかったので、まさかこうなるとは自分でも思っていなかった」。最終予選通過から初の優勝はならずとも最終日14番まで首位を守ったが「リーダーのまま終わらないと意味がない」。不屈の闘志で立ち直る。

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