渋野日向子、持ち味の攻撃ゴルフで山あり谷あり7位発進 ショット調子「今年で1番」

 「女子ゴルフ・日本女子オープン・第1日」(3日、白山ヴィレッジGC=パー72)

 渋野日向子(20)=RSK山陽放送=がリスク承知の攻撃ゴルフで首位に3打差7位発進とした。「今日は今年で1番ショットの調子がよかった。チャンスについたところでパットも決められた」と手ごたえ十分で振り返った。

 今週コース入り後に受けた青木翔コーチのアドバイスを生かした。アドレスが右を向いていたのを修正したのだが、1番でいきなり第2打を2メートルにつけてバーディー。4番も奥1メートルに乗せショットへの自信を取り戻した。

 安全策を取らなければ失敗もある。2オン狙いの6番パー5は第2打をつま先下がりのライから左ペナルティーエリアに打ち込みダブルボギー。9番も第2打で前方の木越えを狙ったが、左足下がりから球が上がらず木に当たってボギーをたたいた。

 それでも「ダボは前半だったし仕方がない。木に当たった時もそうなるよなって感じ」とあとに引きずることなく、7、8番10、11番でバーディーを奪い“バウンスバック”に成功した。

 予選ラウンドは畑岡、柳簫然の歴代チャンピオンと同組で「楽しく回れた。2人ともうまいので見て学びたい」と発奮材料にする。首位との3打差を追いかける2日目も同じ顔ぶれで青木コーチは「ダボを打とうがどんどんバーディーを取ればいい。渋野らしいゴルフをしてくればいい」とゲキ。「この調子でいけばあと3日間でスコアは出せる。しっかり攻めていきたい」。最後まで攻めて頂点を奪い取る。

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