元気な51歳・谷口徹、66で暫定2位発進 好スコアで“絶口調”ライバルいじる

 「男子ゴルフ・フジサンケイクラシック・第1日」(5日、富士桜CC=パー71)

 昨年の日本プロでシニア入りの50歳ながら優勝した谷口徹(51)=フリー=が6バーディー、1ボギーの66と気を吐き、5アンダーで暫定2位につけた。チャン・キム(米国)が6アンダーで暫定首位。石川遼(27)=CASIO=は3打差の暫定6位スタートとなった。霧のため開始が遅れた影響で日没順延となり、3人がホールアウトできなかった。

 昨年の日本プロで勝ち、シニアながらレギュラーツアーの5年シードを得て一躍時の人になった谷口が、初日の主役だ。小技がさえて6バーディー。15番パー5は90ヤードの第3打をピンそばにつけ、バーディーを奪った。

 スコアがいいから、しゃべりも絶好調だ。日没近くにプレーを終え、待ち構える報道陣を見るなり「(石川)遼くんが終わったから、みんな帰ったかと思ったら、まだいたんですか」と、まずはジャブを繰り出す。「前にチャン・キムにドライバー教えてと言ったら、逆にパッティングを教えてと言われた。うまさを証明できてよかったよ」と、今週のライバルになりそうな相手をいじった。

 昔と比べ練習量は3倍といい、筋トレも熱心。「以前は自重運動だけだったが、今は13キロのダンベルを2個持ってスクワットとか。おかげでアドレスの安定感が出てきた。このコースはアップダウンがあるが、坂道が苦にならなくなった」。今週はパッティングも入り、怖いものなしだ。

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