「女子ゴルフ・ニトリレディース」（２９日開幕、小樽ＣＣ＝パー７２）

　シブコ、大丈夫か！２９日から始まるニトリレディース（北海道・小樽ＣＣ）への出場を予定している渋野日向子（２０）＝ＲＳＫ山陽放送＝の歯痛の原因が「急性副鼻腔（びくう）炎」と判明した。２７日、予定していた練習ラウンドをキャンセルして札幌市内の病院へ向かい、診断された。高熱もあり、夕方の大会前夜祭は欠席。大会出場は予断を許さない状況になった。

　午前７時４５分、コースに姿を見せた渋野は、体調の悪さを隠し切れない状態だった。１時間ほどパッティング練習のみを行い、予定していた同８時３３分スタートの練習ラウンドはキャンセルした。

　一緒に回る予定だった小貫麗に謝罪し、札幌市内の病院へ。この時点で、前日訴えていた「４日ほど前からの原因不明の歯痛」に加えて、３８・５度の熱も出ていたという。

　２６日に受診した歯科医で副鼻腔炎の疑いを示唆されていたが、この日の専門診断で「急性副鼻腔炎」と明確になった。関係者によると重症ではなく、点滴と抗生剤の投与を受け、この日の安静を言い渡されたいう。

　当然、小樽市内で開催された前夜祭は欠席。ホテルで睡眠をとり快方に向かっている様子だという渋野は、２８日のプロアマ戦出場には意欲を見せている。

　ＡＩＧ全英女子オープンを制覇して帰国後、休むことなく翌週の北海道ｍｅｉｊｉカップに出場。３８度を超える発熱がありながら３日間を完走し、翌々週のＮＥＣ軽井沢７２では最終日最終ホールまで優勝争いを展開して３位に入った。

　前週のＣＡＴレディースを欠場して地元・岡山に戻ったが、休養明けとなる今大会開幕前に見舞われた思わぬアクシデント。初日を迎える２９日朝、元気にスタートホールに立てるのだろうか。