【一問一答】渋野日向子“スマイルオバケ”がいいです

 女子ゴルフのAIG全英女子オープンで日本選手として42年ぶりのメジャー制覇を果たした渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が6日、英国から羽田空港へ帰国して記者会見に臨んだ。夜には都内の日本記者クラブでも会見。トレードマークの笑顔と“シブコ節”全開で、快挙を振り返った。

  ◇  ◇

 (羽田空港での記者会見で)

 -お帰りなさい。

 「帰りましたあ~。イギリスに着いた時から日本に帰りたいと思っていたので(笑)。やっと帰れてうれしいです。でも暑かったです、日本」

 -「スマイルシンデレラ」というニックネームがついた。

 「スマイルはいいとして、シンデレラは良く言いすぎかなと。でもそれで私を覚えていただけたのはすごくうれしかった」

 -では何にする?

 「“スマイルオバケ”がいいです。オバケでお願いします」

 -現地の子どもからの人気もすごかった。

 「子どもが好きで、地元の岡山では私みたいになりたいと言ってくれる子も出てきて、ジュニアゴルファーのことも考えるようになった。全英の会場でもギャラリーの中に子どもが見えて、その子たちにも楽しんでもらいたくて。仲よくなれました」

 -プレー中に食べていた駄菓子が話題になっている。

 「お菓子、ずっと好きなんです。おなかも満たされるし、おいしいし、緊張もちょっとほぐれる、かな」

 -自身の成長を感じる部分は。

 「ここぞという時のパットとショットですかね。緊張する場面でもドライバーを振り切れる。パットも大事なところで決められた」

 -パッティングの秘けつは。

 「私はストロークのことは全然考えないで、リズムのことだけ考えて打っています。今は1メートルなら返しを入れる自信があるので、1メートルオーバーのイメージで打っていますね」

 (日本記者クラブでの会見で)

 -強さの秘けつは笑顔という。笑顔でゴルフが強くなると感じたのは。

 「今年からですね。笑顔で結果が出るようになったのは今年からでした」

 -試合の合間に駄菓子を食べていた。持っていった分は、すべて食べきったのか。

 「自分が持っていった分は食べきってしまい、応援団の方が来るときに『持ってきてほしい』と。そうしたらたくさん持ってきてもらったので、食べきれなかったです(笑)」

 -大会中にしていたファンとのハイタッチは、体への負担にもなるのではないかと心配にもなる。

 「私はよっぽど、無視されるほうがつらいです。注目されない方がつらい。一日一日とハイタッチする人数が増えてきて、めっちゃうれしかったです」

 -リラックスできる瞬間は。

 「(日常では)ご飯食べている時ですね。食べることが大好き、お菓子も大好き。食べている時は安心している、素の状態だと思いますので」

 -一番好きなのは、食べたいと言っていた焼き肉などの肉料理か。

 「いちごです。(特に好きな品種は)やっぱり『あまおう』ですかね」

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