松山「コースは難しい。でも景色最高」 念願のメジャー初制覇へ心身ともに上り調子
「米男子ゴルフ・全米オープン選手権」(13日開幕、ペブルビーチ・リンクス=パー71)
7年連続で挑む松山英樹(27)=LEXUS=は11日、カリフォルニア州のペブルビーチ・リンクス(7075ヤード、パー71)で練習し、後半9ホールを確認した。今平周吾や初出場の市原弘大と堀川未来夢もラウンドした。4月のマスターズでメジャー15勝目を挙げたタイガー・ウッズ(米国)は練習場でショット、パットの調整に時間を費やした。松山は13日午前8時24分(日本時間14日午前0時24分)からセルヒオ・ガルシア(スペイン)らと第1ラウンドに臨む。
念願のメジャー制覇に、松山が心身とも上り調子で挑む。日本の第一人者は「コースは難しい。でも景色は最高」と笑顔。米国を代表するリンクスコースは8日の練習が初経験で「最初はどこが(美しいのか)と思ったが、4番からびっくりした」と太平洋の眺望に魅了された。
海に突き出たパー3の7番は109ヤードしかないが「厳しい位置にピンが切られるだろうし、微妙な風も受けるだろう」。第2打が海越えになるパー4の8番も有名で「崖下を見るのが怖い。あのホールはプレーしたくない」とおどけてみせた。
距離は短いがフェアウエー、グリーンは狭く「グリーンを外すとラフが大変」。アイアンショットは武器でもあり「乗せることに集中したい。外したらどういうショットが必要か、考えて対応する」と攻略を思い描いた。
今季平均の数値が100位台に低迷する課題のパットは、スタンスを狭めるなど修正を続ける。2年前に2位に入った大会で「(優勝の)チャンスはあるから、それを目指したい」と明るい表情だった。