福山恵梨プロ初の首位発進 12メートルバーディー決めて締めた68

 「女子ゴルフ・スタジオアリス女子オープン・第1日」(12日、花屋敷GCよかわ=パー72)

 プロ9年目の福山恵梨(26)=フリー=が6バーディー、2ボギーの68、4アンダーで首位発進を決めた。17年には下部のステップアップツアーで3勝を挙げた実力者に初優勝のチャンス到来だ。同じく4アンダーに申ジエ(韓国)、1打差の3位に菊地絵理香と小橋絵利子が続いた。前週優勝の成田美寿々は出場していない。

 「あっ、強い!それなら入っちゃえ!」。最終9番パー4の第3打。福山のバーディーパットは、12メートル先のカップにズドンと沈んだ。「バタバタしちゃった」という前半は2ボギーがあったものの、後半のアウトコースはノーボギー。計6バーディーを奪い、レギュラーツアーでは自身初の首位発進だ。

 福岡市出身。女子プロきっての愛猫家で「猫はツンデレ。それがたまらなくいい」らしい。ゴルフを始めたのは12歳と、この世代では遅いが、沖学園高の同級生・福田真未や青木瀬令奈、香妻琴乃らとともに11年のプロテストに合格した。身長168センチの大型プレーヤーで、17年にはステップアップツアーで年間3勝を挙げ、何度もテレビ解説を務めた岡本綾子が「有望株だね」と一目置いた存在だ。

 しかし、昨年は予選会(QT)の突破に失敗。QTランク5位で今季前半戦の出場権を獲得した。ツアー初優勝も視界に捕らえる26歳は「目標はまずリランキングで通年出場権を決め、シード権を取ること」と好発進にも気を引き締めていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス