畑岡奈紗が万歳3勝!1打差2位から6バーディー逆転 女子ゴルフの象徴…朴に圧勝

 「米女子ゴルフ・起亜クラシック・最終日」(31日、アビアラGC=パー72)

 畑岡奈紗(20)=森ビル=が逆転で米ツアー3勝目を挙げた。1打差の2位から出て6バーディー(1ボギー)を奪う猛チャージ。67をマークし、通算18アンダーで優勝、賞金27万ドル(約3000万円)を獲得した。同組で回ったメジャー7勝の朴仁妃(パク・インビ)=韓国=ら強豪を途中から突き放し、2位に3打差をつける圧勝ぶりで、4日間大会では初の勝利。次週の今季メジャー初戦、ANAインスピレーションに向け、格好の弾みとなった。

 日本で新しい元号が発表されて沸き返っているちょうどその頃、日付が変わっていない米国でも新しい時代の幕開けを告げるシーンが展開されていた。20歳の畑岡が米ツアー18勝、うちメジャー7勝とこれまで女子ゴルフ界の象徴になっていた朴との直接対決で圧勝。ツアーの主役交代を世界に印象づけた。

 1番のバーディーで首位をあっさりとらえ、前半で順調に伸ばした。ドライバーで打った朴を3番ウッドの畑岡がオーバードライブすることもたびたびあった。後半も10番と15番を取った。だが、安全策から3番ユーティリティーを握った16番パー4の第1打が引っかかり、池に入れてボギーにしてしまった。

 畑岡は「正直、動揺した」という。13番あたりから出ていたひどいせきが止まらない。集中力が途切れそうになった。こうして迎えた17番パー5で、勝負をかける一打が待っていた。

 残り97ヤードの第3打。ボールはフェアウエーだが前上がりの強い斜面にあった。息をするのも苦しく、吐きたい心境だった。だが「考えすぎるな。左にだけは引っ張るな」と自分に言い聞かせ、54度のウエッジを振った。打球はピン下30センチに。勝利を決定付けるショットになった。

 いつも以上に勝ちたい理由があった。日本で仲のいい河本結がアクサ・レディースで初優勝したことを知った。脇元華、臼井麗香も最終日最終組で回った。「(河本とは)インスタでつながっているので、おめでとうメッセージを送ろうと。私も負けてられないと思いました」。同じ1998年度生まれで「黄金世代」のトップを走る存在としての意地があった。

 4日からメジャー第1戦、ANAインスピレーションが始まる。日本人のメジャー優勝は、1977年全米女子プロを制した樋口久子だけ。「平成最後にメジャーで勝ちたい。令和になっても活躍できるよう頑張りたい」。平成最後のメジャー戦に、42年ぶりの快挙をかける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス