石川遼3つの幸運69も「むかつく。イラッとくる終わり方」 珍しく感情的に

 「男子ゴルフ・SMBCシンガポールオープン・第1日」(17日、セントーサGC=パー71)

 男子ゴルフの日本ツアー開幕戦で、アジアツアーと共同開催。雷雲接近のために3時間22分の中断があり、半数の78人が日没までに競技を終えられなかった。回り終えた中では、米ツアーから本格復帰2年目の石川遼(27)=CASIO=は5バーディー、3ボギーの69で回り、首位と3打差の暫定14位スタート。洪健尭(台湾)が5アンダーでトップに立った。

 石川の2019年最初のラウンドに、三つの幸運が訪れた。一つ目は前半の13番パー4。第1打が右の海方向に飛んだ。だが、水の上に浮かべたスポンサー看板が岸につながれ、余ったロープがぐるぐる巻きにされている中に、ボールはあったという。救済を受けてプレーを再開し、パーセーブできた。

 後半の7番パー5も2打目が右に飛び、対岸でコンテナ積み込み作業が行われている海の方へ。だが、陸と海の境にある岩の間にボールがはさまって間一髪セーフ。第3打をフェアウエーに出し、4オン2パットのボギーで上がった。

 そして三つ目。最後の9番をプレー中、突然激しい雨に見舞われた。だが、影響したのはこのホールだけ。その後、雨は雷を伴い、競技は中断。コースには水が浮き、ホールアウトできない選手が続出した。

 幸運を味方につけての2アンダーは、まずまずの出足。だが、9番で4メートルのパーパットを左に引っかけ「むかつく。イラッとくる終わり方」と、珍しく感情的な言葉を使った。

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