女子ゴルフ8年ぶり試合数減…選手会立ち上げも 現場に動揺&危機感

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は18日、都内で記者会見し、来年の試合日程などを発表した。小林浩美会長(55)がこれまで大会主催者のものだった放映権を、LPGAが一括管理するとした改革を受けて、日本テレビとの交渉が決裂。3試合が中止となり、今年の38試合から8年ぶりの試合減となる36試合になった。四大大会はLPGA選手権(仮称、場所未定)、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯、日本女子オープン選手権、最終戦。6年連続で更新されていた賞金総額は、7年ぶりに前年度を下回る37億500万円(3336万円減)となった。

 今回の8年ぶり試合数減は現場の選手にも強い動揺を与えた。発表前に試合数減の情報を入手した数人の中堅選手は、事態を深刻に受けとめた結果、ベテラン、中堅、若手が連携を取り、協会理事会に対し直接状況説明を求めたり、現場の意見を具申したりという動きを起こしている。

 具体的には協会理事会と対等に話し合えることを目標に、現在のミーティング委員会に変わって、男子ツアーにあるような「選手会」の立ち上げを目指す。関係者によると、既に選手間には動きの中心になっている選手からメールなどによる連絡が回っており、実績あるベテランをはじめ将来有望な若手たちから賛同の声が上がっているという。試合数減は仕事場の減。選手にとっては文字通りの死活問題だ。

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