松山英樹 今季4度目のトップ10入りも…「何の成果もなく終わってしまった」

 「米男子ゴルフ・ツアー選手権・最終日」(23日、イーストレークGC=パー70)

 タイガー・ウッズ(42)=米国=が5季ぶり優勝を飾り、米ツアー通算80勝目を挙げた。首位で迎えた最終ラウンドは71と1打落としたが、通算11アンダーで2位に2打差をつけて逃げ切った。故障やプライベートのトラブルなどで不振が続いていたが、ヒーローの復活に全米が沸き返った。松山英樹(26)=LEXUS=は65で回り、通算6アンダー4位。同じく4位のジャスティン・ローズ(英国)が初の年間総合優勝を果たし、ボーナス1000万ドル(約11億3000万円)を獲得した。

 今季苦しんだ松山は最後に65を出し、来季へのきっかけをつかんだ。ティーショットが安定し、ピンチらしいピンチもないまま6バーディー、1ボギー。今季4度目のトップ10に入った。シーズン総合でも13位と大きく順位を上げ、最終的には例年と遜色ない成績となった。

 今季は未勝利のまま終わったこともあり、本人は「何の成果もなく終わってしまったのが寂しい」。今年前半は左手けがで1カ月以上試合に出られなかった。「あの時の痛みを思い出すと、今でも怖い」と、再発の不安もある。

 今後は10月11日に始まるCIMBクラシック(マレーシア)CJ杯(韓国)HSBC選手権(中国)のアジア3連戦に出場。年内優勝へ「頑張ります」と力を込めた。

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