松山、強風苦戦で46位発進 ショット寄らず悔やむも反攻見据え「もっと吹いて」

 「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・第1日」(14日、シネコックヒルズGC=パー70)

 メジャー初制覇を目指す世界ランク10位の松山英樹(26)=LEXUS=は1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で回り、首位と6打差の46位と出遅れた。世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米国)ら4人が69でトップに並んだ。星野陸也(22)=フリー=は79で114位、小平智(28)=Admiral=は81で134位、秋吉翔太(27)=ホームテック=は82で143位に沈んだ。

 海から吹きつける強風に苦しみ、松山は「全然、耐えられていない。ここまで崩れる内容じゃなかった」とぶ然とした表情だった。

 開幕前日にドライバーのヘッドが破損したため、「急きょ作ってもらった」というピン社のドライバーを実戦初投入。インスタートの12番でフェアウエーをとらえて初バーディーを奪うと「もう大丈夫だな」と、不安要素を早々に払拭(ふっしょく)した。

 ただ、フェアウエーキープ率は78・57%と安定した一方で、チャンスメークに手を焼いた。「ここまで強いのは久々」という強風の影響でショットが寄らず、「今のスイングで距離感を出せなかった」。16番パー5ではバンカーから1メートルに寄せながらパーパットをミスし、1・2メートルの折り返しまで外して、痛恨の3パットでダボ。後半の7番でも3パットして「決めきれなかった」と悔やんだ。

 とはいえ、アンダーパーで回ったのは首位で並んだ4人だけ。6打差とはいえ、松山は「残り3日間を各3アンダーで回れれば、悪い位置じゃない」と、手応えと自信をにじませる。2日目以降も強風が予想されていても、「もっと吹いてほしい。トップにいる選手が崩れていけば、楽しくなるじゃないですか」と、ジョーク交じりに反攻を見据えた。

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