松山、メジャー初制覇へ臨戦態勢 優勝予想11番手も「気持ちだけは前向き」

 「米男子ゴルフ・全米オープン選手権」(14日開幕、シネコックヒルズGC=パー70)

 ニューヨーク州サウサンプトンのシネコックヒルズGCで14日に開幕し、昨年2位で日本男子初のメジャー制覇を目指す松山英樹はリッキー・ファウラー(米国)らと午前8時13分(日本時間午後9時13分)にスタートする。小平智はポール・ケーシー(英国)らと午前7時40分(同午後8時40分)にティーオフ。3年ぶりに出場のタイガー・ウッズは世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン、同2位のジャスティン・トーマス(以上米国)と午後からプレーする。

 松山が悲願のメジャー制覇に向けて臨戦態勢に入った。11日まで穏やかだった表情が一変して引き締まり、黙々と本番に向けて調整。「完璧なゴルフはできない。一つ一つ無駄のないようにやっていきたい」と静かな口調で意気込みを語った。

 開幕2日前の12日はアウトの9ホールを入念に確認した。フェアウエーが広い一方で、グリーンを外した際はピンチに陥りやすいコース。攻略ポイントにショットを挙げる。その名手である松山にとっては相性が良さそうだが「それは分からない」と慎重に話す。

 2週前の米ツアー、メモリアル・トーナメントでは、初日首位も調子を落として優勝争いから後退した。前週は試合へ出ずに修正に励んだが、感触は思わしくないという。

 米ツアーの公式サイトでは優勝予想の11番手。ウッズが「ヒデキは最高の選手の一人。状況に応じてショットを選択することができる」と話すように周囲の評価は高い。「気持ちだけは前向き」と松山は、一心不乱に練習場で打ち込んだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス