松山が圧巻イーグル!笑顔の首位発進 左手首痛も突然の復調に「満足」

 「米男子ゴルフ・メモリアル・トーナメント・第1日」(31日、ミュアフィールドビレッジGC=パー72)

 2014年大会覇者の松山英樹(26)=LEXUS=は1イーグル、7バーディー、2ボギーの65で回り、アブラハム・アンサー(メキシコ)、ホアキン・ニーマン(チリ)と並んで首位に立った。ほかの日本勢は宮里優作が1オーバー61位、小平智は2オーバー74位、池田勇太は4オーバー102位と出遅れた。(米オハイオ州ダブリン レイ・デイビス)

 松山の圧巻の一打が生まれたのは、17番パー4だった。残り137ヤードの第2打、ピン手前1メートルでバウンドしたボールはカップを30センチほどオーバーした後、バックスピンで吸い込まれた。プレー中はめったに喜びを表さない松山も、さすがに両腕を挙げて万歳。一気に首位をとらえた。

 前半で3バーディーを奪い、後半は2つボギーが先行したが、13番から4連続バーディー。その直後のイーグルとあって、ギャラリーも同組の選手らも驚きを隠せなかった。

 今季は左手首痛の影響もあって、ここまでポイントランキング81位。4月のマスターズでも上位争いに絡めず、最高2位まで上がった世界ランキングは前週段階で10位まで落ちている。突然の復調に「感触は良くないけど、結果は満足している」と言葉を選びながら語った。

 2週後には全米オープン、さらに7月に全英オープン、8月に全米プロとメジャー大会が続く。「ちょっと余裕を持ってできるのは何カ月かぶりかな」。久しぶりに笑顔の週になりそうだ。

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