「女子ゴルフ・中京テレビ・ブリヂストン・レディース・第１日」（１８日、中京ＧＣ石野＝パー７２）

　ツアー未勝利で２０歳の小祝さくら（ニトリ）がボギーなしの７バーディーで６５をマークし、単独首位となった。１打差の２位にツアー５勝の笠りつ子（３０）＝京セラ＝が続いた。さらに１打差の３位にささきしょうこら２人がつけた。今季３勝の鈴木愛は左膝痛のため欠場した。

　昨夏、プロテストに合格した小祝がボギーを一度も出さず、７バーディーと抜群の安定感を見せた。６５はプロ転向後のベストスコアで「大きなミスもなく、安定して安心したプレーができた」とはにかんだ。

　２番で最初のバーディーを奪い、５番は１０メートルを沈めた。その後は４～５メートルのバーディーパットを次々に決め、最終１８番でもスコアを伸ばした。

　日本女子オープン選手権を２連覇した畑岡奈紗と、ツアー史上最年少優勝を果たした経歴を持つ勝みなみらと同じ黄金世代の一人。４月には親交のある新垣比菜もツアー初優勝を遂げ「ついていかないといけない気持ちがあった」と大きな刺激を受けたという。

　「スコアを気にせずゼロからと思ってプレーしたい」。虎視眈々（たんたん）と優勝を狙う。