勝みなみ、首位発進 プロ初Vへ手応え「きょうのゴルフを3日間できれば」

 「女子ゴルフ・フジサンケイレディース・第1日」(20日、川奈ホテルGC富士C=パー71)

 “黄金世代”の旗手・勝みなみ(19)=明治安田生命=が6バーディー、ボギーなしの6アンダー65を出し、プロ転向後初のレギュラーツアー初日首位スタートを決めた。成田美寿々、永峰咲希も6アンダー65で首位。1打差の4位に青木瀬令奈が続き、67の5位に上田桃子、権藤可恋ら4人がつけた。

 高らかに優勝を宣言した。まだ初日を終えたばかりだから、普通ならちょっと早いといわれかねないが、勝が言うとものすごくナチュラル。「今日のゴルフが3日間できれば、優勝できると思います!」。屈託のない笑みが自信に輝いた。

 それほど素晴らしい内容だった。今大会は初出場。いきなり難しい川奈のコーライグリーンを相手にしたが「怖さを知らなかったのがよかったのかも」と3番で2メートルを入れて進撃開始。7番では8メートルの長いパットを沈めた。8番では残り48ヤードの第2打をピン1メートルにピタリ。ショットもパットも気持ちよくかみ合った。

 8位に入った前週の3日目、ショットの不調に気づき練習場で修正した。「かかと体重になっていたので、体が左に流れていた。少し足を伸ばすようにして、体重を前にかけるようにしたら直った」。今週は出だしから好調で、後半はバーディーを奪った3ホール以外の11、12、18番も1メートル前後のチャンス。「10アンダーも出せる感じだったので、今日は70点」と自己採点は厳しめだった。

 今季は前週までトップ10入りが3度あるが、初日首位発進はプロ転向後レギュラーツアーでは初めて。優勝ならアマチュアだった2014年KKT杯バンテリン以来でプロでは初となる。悲願へ向けて最高のスタートを切り「目の前の1打1打にかける思いを持てば結果もついてくる。気持ち次第だと思う」と残り2日間を見据えた。

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